βグルカンとアレルギー

βグルカン(ベータグルカン)はアレルギー症状の改善にも寄与する。免疫システムの平衡化機能によって、免疫の過剰反応状態とも言えるアレルギーを抑制できるのだ。花粉症やアトピー、白斑などの症状軽減には効果的と言える。

βグルカンが免疫システムを活性化すると、警戒信号発信分子の産生を誘発する。そして、その警戒信号発信分子が炎症性反応に対抗することで、アレルギー関連の症状も減少するとされる。

βグルカンは、がんなどの免疫力が弱っている状態に対しては、免疫力を強化する作用が発揮される一方で、アレルギーなどの 免疫システムが強度に反応し過ぎている場合には免疫力を抑制する作用が働く。

要するにβグルカン(ベータグルカン)の作用とは、人間の(動物の)免疫力が本来あるべき強さで作用するように、叱咤激励するものだと言えるだろう。