βグルカンの問題点

古代にはキノコを煎じたり煮出していたが、現代のβグルカン(ベータグルカン)はパン酵母の体内のβグルカンを抽出することで効率的かつ高純度に製品化されている。

不純物が十分に除去されたβグルカン(ベータグルカン)であれば、他の成分のサプリメント・健康食品と組み合わせても、副作用や逆効果が無い。βグルカンの物質としての性質は、酸にもアルカリにも非常に安定なので、他の薬品との化学反応も起こらない。したがって、βグルカンと並行利用されることの多い各種抗がん剤はもとより、糖尿病治療薬や、肝炎、高血圧治療薬とも相性は非常に良いと言える。

実際に数十年を超えるβグルカンの臨床実績においても、医薬物もしくは漢方薬も含めた医薬品と一緒に摂取した時の逆効果は指摘された事例が無い。むしろ、抗がん剤の副作用低減効果が報告されているほどだ。 その他、β1,3Dグルカンは、抗生物質及びコレステロール低下薬の効果を増進する効果も示されている。

その安全性は、米国の食品医薬品局(FDA)はパン酵母由来のβグルカンに対して、合格証であるGRAS(「全体的に安全性が認められる」と言う意味)の評価を与えた。

βグルカンは全身の免疫力を増強するという効果が発揮されるだけでなく、毒性などの副作用が十分に無いとされる証明されている貴重な免疫刺激剤の一つである。